やさしいへのこだわり
開発のきっかけ
「福祉施設の部屋を自宅と同じような空間にできませんか?」というお客様の声をきっかけに、平成17年(2005年)、当社の木製ドアが誕生しました。当時の福祉施設では、白いスチール製のドアが採用されておりすべてが真っ白でした。白には清潔というイメージがありますが、無機質な感じが心にあまりよい影響を及ぼさないともいわれます。たしかに、当時の福祉施設で暮らす人たちは、落ち着いて生活することができずに、自分の家に帰りたいと思う人も多かったようです。
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商品・サービスにやさしさを提供し続ける
また、実際に当社の社員でも親御さんが介護施設に入るというケースがあり、そのときに親御さんを冷たい印象の白い部屋に残して帰るのがとても心苦しかったといいます。けれども、もしこれが自宅と同じような空間、またはホテルのような素敵な空間だったら、どうだったでしょうか。きっとこのような罪悪感に責められることなく、明るく元気に「明日からここで暮らせるよ」と、送り出すことができたでしょう。福祉施設を利用する人だけでなくそのご家族も、そして働く人にも、全ての人たちにやさしさを届けたい。そんな思いから生まれたのが木製の「やさしいドア」です。私たちが開発した木製ドアは、部屋の雰囲気が良くなる、温かみがあるという理由から瞬く間に広まり、現在は、福祉施設に限らず医療施設、保育園幼稚園などの教育関連施設などにも幅広く採用されています。
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全ては笑顔のために
このように私たちが木製ドアのパイオニアとして、常にトップを走り続けていられるのは、社員の一人ひとりが、開発当初の情熱を忘れず、施設を利用される方のために役に立ちたいという思いを持っているからです。その思いが人と人とのつながりによってよい連鎖を起こし、次々と新たな商品が誕生しているのです。「すべては施設を利用する人の笑顔のために・・・。」私たちはこれまでもこれからもこの熱い思いを胸に、やさしさにこだわり、何ができるかを探し続けていきます。