睡眠を妨げるカギの開閉音
夜の物音は想像以上に気になる
福祉施設は夜間とても静かです。そのため発生する音は昼間よりもよく響き、小さな音でも騒音となって睡眠を妨げてしまいます。特に夜の騒音として言われるのがカギの開け閉めの音です。みなさん夜中にトイレに行く際、安全を考えて必ずカギを開け閉めしますが、この「カチャ、カチャ」という音は想像以上に大きく、中にはその音で目覚めてしまう方もいました。また、左隣りの部屋の人、お向かいの部屋の人、右隣りの部屋の人が次々にトイレに行くとなると、その度に「カチャ、カチャ」と音が鳴り、カギの開け閉めの音で眠れないという方も出て来て、施設でも問題になっていました。
ぐっすり眠れるように
そこで、当社はカギの金属と金属が音を出さないよう内部に緩衝としてゴムを入れることにより、開閉音を最小限に抑えたカギを開発しました。この静かなカギもあっという間に広まり、今やカギのスタンダード仕様となって、さまざまな施設で使用されるようになっています。 「夜眠れない」というのはとてもつらいものです。どこで暮らしていても睡眠がしっかりとれていないと、生活にさまざまな支障が出てしまいます。入居者の方が毎日ぐっすりと眠り、爽やかな朝を迎えられるような環境を整えておきたいですね。